Q. 鎮暈薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。(1月26日追加)
a ジメンヒドリナートは、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。
b テオクル酸プロメタジンは、専ら小児の乗物酔い防止薬に用いられる成分である。
c 臭化水素酸スコポラミンは、乗物の運転操作をするときにも使用することができる。
d 塩酸ジフェニドールは、排尿困難の症状がある人ではその症状を悪化させるおそれがある。
1 (a、b) 2 (a、d) 3 (b、c) 4 (c、d)
正解:2
a ジメンヒドリナート(テオクル酸ジフェンヒドラミン):抗ヒスタミン成分で、延髄の嘔吐中枢への刺激、及び内耳の前庭における自律神経反射を抑制する作用を示す。(TBK:P75、SPT:P147~148)
b テオクル酸プロメタジン(プロメタジンを含む成分):抗ヒスタミン成分で、延髄や内耳の働きを調節する作用を示す。外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。(TBK:P75~76、SPT:P148)
c 臭化水素酸スコポラミン:抗コリン成分で、延髄や内耳の働きを調節する作用を示す。抗コリン成分に共通する副作用として、目のかすみ、異常な眩しさ、眠気が現れることがあるので、服用後、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。(TBK:P76・107、SPT:P148~149・193)
d 塩酸ジフェニドール:抗めまい成分で、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。抗ヒスタミン成分と共通する化学構造や薬理作用を持ち、副作用として、頭痛、排尿困難、眠気、散瞳による異常な眩しさ、口渇のほか、浮動感や不安定感が現れることがある。排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがあり、使用する前に、医師、薬剤師等に相談がなされることが望ましい。(TBK:P75、SPT:P147)
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価格(税込):2310円
発売日:2008年07月
ISBN:4-8408-1033-3
サイズ:A4変型判、210ページ
編集:ドーモ
発行:薬事日報社